2018/11/20

古本って、
こんな素敵なことも
あったりして。

読み進んで行った
とあるページに、
もみじの葉っぱが
一枚、
はさまっていた。

この本を読んでいた
前の読者が、
しおりの代わりに
そっと
はさんだのかも
しれない。

もみじ。

そ、
もみじの葉っぱっていうのが、
なんとも
幸せな気分に
させてくれる。

きっと、
公園なんかに行って、
この本を
読んでいて、
そう、
手元にはらはら
落ちてきたもみじを、
そっとはさんだのかも
しれない。

その人は
どんな服を着ていたんだろ
とか、
そこは
きっと僕の行ったことのない
公園なんだろな
とか、
いったん読書をやめて
あれこれ想像する。

読書の秋に
優しい小さな秋を
見つけた瞬間。

ありがとう、

一冊に出会えました・・・。