2018/07/05

無性に
RCが
聴きたくなった。

ただし、
レコードで。

清志郎が
この世からいなくなって、
もう新譜は聴くことができなくなって、
一体
何年たったんだろ。

それでも、
今だって
聴きたくなる。
ただし、
レコードで。

アルバム【プリーズ】を
レコードの棚から取り出し
針を落とした。

このアルバムは、
高校三年生のとき
発売。

A面の2曲目は
トランジスタラジオ。

この曲が発売される直前、
友達のコージが
ラジオの深夜放送で
真っ先に聴いたらしい。

学校の廊下で
詩の内容がどんなだったか、
熱弁してくれたっけ。
その光景は
今も覚えてる。

でも、
当時のぼくときたら、
【授業をサボって】、
とか、
【授業中あくびしてたら】
とかの清志郎の言葉は、
あまりにも日常的な言葉だったし、
特別な内容だとも
思わなかった。

大人たちからみたら
ぼくらは
ちっとも良い子じゃなかったし、
でも、
きっと
多くの高校生がそうだったように、
受験から逃げたい願望満載の18歳。

そんな高校生の気持ちを
代弁してくれてたような曲。
それが
このトランジスタラジオ
だった気がする。

はたして、
この歳になって聴いた
トランジスタラジオ。

なぜか
あの頃より
ぐぐっとくるのは
一体、
なんでだろ・・・。